展覧会 Exhibitions
展覧会では、「いのちでいのちを照らすこと」をしています。
作品を世に出し、人に見ていただくきっかけとなった出来事をご紹介いたします。わたしは生まれつきとても繊細で、良くも悪くも多くのことを感じます。学生時代に、東日本大震災をきっかけに精神的にどん底に落ちてしまったことがありました。死なないため、生きるためだけに、とっさにペンを握り線を引きました。止まらなくなりました。毎日毎日、描き続けました。やがて、生きることと描くことがイコールになりました。公開制作をしていたときに、ご覧くださった方からコメントをいただきました、このように書かれていました。
「人間って美しい。生きるって素晴らしいと思いました。」
生命の営みをそのまんま正直に表現することで、出会った方の生命をそのまんま肯定することができるのかもしれない。この出来事がわたしの創作と展覧会活動の原点です。
世の中は本当に便利になりました。けれど、未来に希望を持てずにいる人々がたくさんいます。人間の尊厳とは?生きるとは?わたしは展覧会を通じて、生まれてきて良かったと、生きていて良かったと、魂で確信できる出会いを創出し続けます。ギャラリーだけでなく、想いに共感してくださった方々のもとへ伺い、出張展示も行っています。ご一緒に、豊かな空間づくりやいのち喜ぶきっかけづくりをしましょう。
生命はそのままで美しく輝いている。すべての瞬間に宿る光が、希望そのものです。